
「歯並びが悪いのは遺伝だから仕方がない」
そんなふうに思っている方は少なくありません。
確かに、顎の大きさや歯の形・大きさなどには遺伝的要素がありますが、実は歯並びの乱れには“生活習慣”が大きく関係しています。
近年、歯科医の間でも
「後天的な要因で歯並びが悪化している子ども・大人が増えている」
と指摘されています。
では、具体的にどのような生活習慣が歯列に影響を与えているのでしょうか。
【監修】
グリーン歯科医院 院長 大橋 真龍 先生
◆姿勢の悪さと歯並びの関係
猫背やストレートネックなど、現代人に多い姿勢の乱れは、顎の位置や筋肉のバランスを崩し、噛み合わせや歯並びに影響を与えることがあります。
顎が前に出たり、下顎がずれたりすることで、歯列にも歪みが生じやすくなります。
◆柔らかい食事による咀嚼不足
現代の食事は昔に比べて柔らかく、咀嚼の回数が減っていると言われています。
しっかり噛むことで発達する顎の筋肉や骨が育たず、結果的に歯が並ぶスペースが足りなくなる=歯列不正が起こりやすくなります。
◆口呼吸の習慣
本来、呼吸は鼻でするものですが、慢性的な鼻づまりや口腔筋の弱さにより、口呼吸が習慣化している人が増えています。
口が常に開いていると、舌の位置が下がり、上顎の発育が妨げられるなど、歯並びの悪化を招くリスクがあります。
◆舌や口腔筋の使い方
舌の動きや位置は、実は歯列を整えるためにとても重要です。
舌が常に下の方にある「低位舌」、舌で歯を押してしまう「舌突出癖」などがあると、歯が内外から押され続け、徐々に歯並びが崩れていきます。
◆頬杖・横向き寝などの日常的なクセ
片方ばかりで噛む、頬杖をつく、うつぶせ・横向きで寝るなど、日常的な動作のクセも歯並びに影響します。これらは顔の左右差や顎のズレを引き起こしやすくなり、歯列に悪影響を及ぼします。
◆一般的な矯正治療の選択肢とその課題
歯並びを治す方法としては、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、部分矯正などがあります。
これらは歯を移動させて見た目を整えることができ、短期的な効果も期待できますが、一方で「なぜ歯並びが乱れたのか」という原因へのアプローチは不十分な場合もあります。
例えば、舌癖や口呼吸などの生活習慣が変わらないまま矯正を行うと、治療後に元に戻ってしまう“後戻り”のリスクも。
歯並びを根本から整え、美しい状態をキープするためには、機能面や習慣面からのアプローチも欠かせません。
ここからは、そんな“原因からのケア”を考える方におすすめのセルフケアアイテムをご紹介します。
◆機能面からのアプローチができる、新しいマウスピースケア
「369マウスピース」は、寝ている間に装着するだけで、歯並びの原因となる“舌のクセ”や“食いしばり”などを自然にケアできるセルフマウスピースです。
特徴は、型取り不要・歯科不要・1サイズで、誰でもすぐに始められること。
特許取得の特殊形状が舌の位置を上顎に誘導し、舌圧のバランスを整えることで、噛み合わせや顔のゆがみにも良い影響をもたらします。
また、口を閉じて使うことで、口呼吸から鼻呼吸への切り替えもサポート。
睡眠中のケアなので日中の負担もなく、忙しい方にも続けやすい設計です。
さらに、夜間の歯ぎしりや食いしばりから歯を守る役割もあり、見た目だけでなく“歯を守る・整える”という根本的な機能改善が期待できます。
◆日常に取り入れやすい“ながらケア”
読書中やスマホを見ているときなどの“ながら時間”にも使用できるため、「まずは意識づけとして」「生活の中でできることから」という気軽なスタートにもぴったりです。
「見た目を整える」だけでなく、「歯並びが崩れる根本のクセを整える」こと。
それが、369マウスピースの新しいアプローチです。
