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【介護】誤嚥の原因は「歯」!?
2024年4月4日
嚥下(えんげ)とは、食べ物などを口から噛んで胃に入れる一連の作業のことを指し、間違って気道や肺に入ることを「誤嚥」と言います。
度々起こるようになると、嚥下障害と言われるようになります。
いままでは、筋力の低下(老化現象)が原因と捉えられていました。
そのため、舌や咀嚼のトレーニングをしていたのですが、一時的に効果があるものの、高齢者の死亡原因の第3位は肺炎で、その7割は誤嚥とのことです。
このことから考えられるのは、誤嚥は筋力低下だけでなく、長年の使用によって歯が削れる
こと、そして、栄養失調が影響しているということです。
生きていく中で歯が削れていくと、食べ物を噛み切る力が弱くなり、栄養を吸収するのに時間がかかるようになります。
また、顎の上下の空間(口の中の空間)が段々と狭くなり、舌の可動域が小さくなります。すると、舌が正しく動かせなくなって、正常な嚥下ができなくなる、つまり誤嚥が起きやすくなってしまうと考えられています。
以前、介護施設の職員の方から、40歳ごろから誤嚥がひどくなる、とおっしゃってい
ました。
四十肩という病名が有るように、40歳くらいで多くの方に同じ症状が現れるとしたら、共通した行為で消耗されていることが原因、つまり歯の削れが関係していることが有力視されます。
いつまでも美しく、健康でいるためには、歯が削れないようにケアが大切です。
ぜひ、マウスピースを着けて、歯を大事にしてくださいね!
*本記事は一般社団法人濃縮睡眠協会 発行「濃縮睡眠通信 2024年2月号」掲載されました
369マウスピース開発者・グリーン歯科医院 院長
大橋 真龍
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